小学生の頃から父に連れられて山に登り始めた。
高校時代は山岳部所属、個人的に岩場トレーニングにも行くようになって…。
自分史上“最難関„だったのが、 夫君と行った奥穂高~ジャンダルム(このビデオの)コース!!
●この映像は奥穂高~馬の背…でUターン~奥穂高~穂高山荘
●私たちは、穂高山荘テント場出発~奥穂高~馬の背~ジャンダルム~天狗のコル~上高地へ下山というルートで、見上げようとすると頭が閊えるザック・20kg以上の荷物での縦走だった。
ユーチューブで映像を見つけたので拝借。 コレ、見ている方が怖いかも! 絶対、心臓の弱い実母には見せられないな~・・・(笑)
当時は、物凄い興奮状態。
既に右股関節に痛みが出ていたので、もう二度と3,000m には登れないだろうから…
だからこそ、ずっと行きたかったジャンダルムが最期と決めた!
登山用の地図では、このコースは点線・・・
実線で表示されるコースならば、危険個所にはハシゴやらクサリなどがあるけれど、
点線コースに、それらはない。
正に「自己責任で登れる人だけ行ってね~!」というコース。
ほとんど全部が危険個所!
解っちゃいたけど、高度感ハンパなく、何度も手の汗をぬぐった。
頭の中で、「三点支持」「ゆっくり」「体を岩から離せ」「下は見ない」と何度も呟いた。
緊張で口から心臓が飛び出そうだったし、
岩場に挟まった足先や、膝が何度か抜けなくなった場面もあり、
本当に青ざめた・・・💦💦
更には、歩きの下手な登山者にバラバラと落石おこされて、
耳横スレスレを20cm大の石が!!
もし、当たっていたら、私は確実に谷底に落ちていっただろう・・・
すべての岩場を通り抜けた、安心できる地面に立った時、
ブルブルと震えていた!
天狗のコルから上高地にくだるお花畑は・・・
生涯忘れられない光景だった~✨✨🌈
祝福するかのように、
濃い、本当に抜けるような青空をバックに、
歩いてきた岩場が微笑んでくれていた。
あれから、もう10年は経つだろうか・・・
3,000m 級の山に今は登れなくなって、あの高度感、空気や沢の水の美味しさ、
可憐な花・高山植物の美しさ、厳しい環境で逞しく生きる痩せた小動物たち
夜空・天の川の美しさに出会えなくなった。
(書いているうちに涙が溢れた…)
特に高山にしか見られないハイマツ(針葉樹)の香りが無性に懐かしくて、
「あ~、あの香りをもう一度、胸いっぱいに嗅いでみた~い!!」
ワタシの心からの願いです~(^^♪💓
追記〉〉
この記事を投稿した11/5、NHKで偶然「ジャンダルム」が放映されていた!
そうそう…、番組を見て思い出したけど、
横尾から穂高岳山荘まで上がる間に、足がきつくて!
「あ~、もう山は無理だな…」と思った。
なので到着と同時に、夫君に交渉、明朝の奥穂からの下山コースを、前穂高岳~上高地から変更して、難易度の高いジャンダルム周りに無理やりしてもらった。
穂高岳山荘HPの記載*****下記転載
難ルート・エキスパート向き
長く険しく、適切な現場判断が必要とされる、厳しいルートです。 地図上では一般登山道とはされていません。 エキスパートの方のみご計画ください。 体力、判断力、岩稜歩行技術などが求められます。ロープを使用し、確保しながら歩く方が多いです。
西穂山荘~穂高岳山荘間には、小屋はありません。 また、エスケープルートは天狗のコルからの下りのみです(通常の登山道ではないので手入れされておらず、道は荒れています/遅い時期まで残雪がある場合があります)。
最近はとくに事故が多く、また救助も困難な箇所が多いです。
*****転載終了
夫君は過去にジャンダルム経験済みで、
転落した人を回収しているヘリを見ていただけに、
「大丈夫!?」と何度も確認されて
「問題なし~♬」と言い切っての決行でしたから、
私たちはヘルメットなし・ザイルは結局出さずじまいでした~(笑)
良い子の皆さんは、こんな無茶はなさいませぬように・・・
万が一の時には、レスキューの皆様をも危険にさらすことになるのです。
思えば無茶したものです・・・(^_^;)ゞ
本当に神のご加護を頂いて、生きてます~✨💓💓✨
ありがとう、ありがとう、ありがとう
https://www.youtube.com/watch?v=kGKY7dpDodo
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