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  • 執筆者の写真HARUE KAWAGUCHI

NPO法人地球守 ダーチャオープンデイ

更新日:2021年2月9日



地球守の活動に参加したいと思いながら、 でもプロ集団のお邪魔になっちゃいけないよねぇ…という遠慮もあった私。 『1月28日(木)ダーチャオープンデイ 味噌づくり&ポット苗づくり』に、 これならやれそう~と意を決して参加!


はぁ~~…楽しかった~、 行って良かった~~ p(^^♪💕


平日早朝の渋滞をかき分けて、千葉市の現場に 9:00 到着!

本日やるべき仕事をザックリ説明受けて、まずは椎茸の種菌ほだぎに打ち込みや、 チェンソー使っての薪作りなどの、私には手慣れた作業から開始。 (残念ながら、この間撮る暇なくて写真無し…)  ~総勢スタッフも含めると50人ほど~ 積極的にソレやりたいとかアピールしてグイグイ参加しないと仕事にアブレそう・・・ …って案の定、味噌作りは遠巻きに見学で、 麹を通常の二倍入れて柔らかそうだったダンゴ作りは触れられずに終わった。        (^_^;)ゞ マアイッカ…


単に作業参加するために眠い目をこすって来たわけじゃない。

地球守・高田さんの考えに共感し、その仕事と在り方に触れてみたかった。


一言で言うなら、 人間が自然の一部なんだと思い出し 「動植物になるべく負荷をかけず自然と手を繋いで生きる」という仕事の仕方。


今風に言えばサスティナブル(持続可能)な…だけど、 実は、古来から日本人が培ってきた仕事の仕方はそうだったらしい。 古の技・・・ だから世界遺産・法隆寺は、木造建築でありながら1,400年も残っている。 無理がない。 大地震など、どんなことが起こっても順応できる建物(建て方)には、遊びがある。 昨今の建物はガチガチ。 だから、大地震に一度は対応できても、2度はない!

互いに無理のない、自然との付き合い方 一つの例が、 作業小屋どうしをつなぐ ケモノ道のような、この笹薮の小道・・・ まさに獣道がそうであるように、 人が歩きやすいところを通って行くと 踏み跡が残り小道が残るが、 人が笹薮を邪険に引っこ抜くなど、 真っ直ぐな道をつけようとすると、 笹薮は生存の危機を感じて猛反発! 厄介にはびこるそうだ。 けれど、獣道のような踏み跡を基本に、 優しく撫でるように草丈を刈るだけなら 笹薮は反発を起こさない。 歩いていてとても気持ちの良い道だった。




良い森は、すべてが循環し調和する





谷戸に向かって 自然に流れようとする水の流れを示す。 高田さんは、水脈をとても大事にする。









示す先の、 今は整備された谷戸の流れ。 かつては澱んで流れずにいたため、 油が浮いて光っていたそうだ。 ***** 【 良い森の条件 】 *****


● 植物が多様なだけでなく、樹木の世代バラエティが多様化して混在する。 ● 森の最上部の枝葉層がこうそうかして枝葉が上空を塞ぎ、その下の林内での樹種や   枝葉配置の階層構造が発達する。 ● 林内空間は密集し過ぎず、木々の枝葉越しに林内を見通せる、見通しの良い空間が   保たれる。 ● 日照は緩和され、なおかつ適度な光が点々と細かく林床まで差し込む。 ● 風が滞りなく穏やかに流れ、夏は涼しく冬暖かく、湿度も適度に保たれる。 健全な環境では、草木や菌類を含む微生物、動物も多種共存し、すべてが滞りなく 循環する調和した状態が、動的かつ恒常的に維持されます。 そのような健全な環境を、われわれ人間は「美しい」「尊い」と感じ、優しい心持になる。 それはきっと人間が持つ、生き物の一員としての本能なのでは・・・

            ( 高田宏臣さん著書:「土中環境」より転載 )    *******************************  作業の説明などの中に、地球守・高田さんの大切にしているやり方などを聴くことができ、感心するやら・有り難いやら~💕 一昨年「稲霊糀(イナタマコウジ)」の会でご一緒した金井佳代子さんと偶然に嬉しい再会~(^^♪ 彼女のFB投稿画像から、撮影された縄文式トイレの画像をご許可頂いて転載! トイレは炭と落ち葉で悪臭もなく、1週間ほどで汚物は土に還り植物の栄養となる。







12時過ぎ ポツポツ小雨降り始める中、 だ~れも気にすることもなく~(笑)



生き物の大合唱が聞こえてきそうな (実際幼虫がいっぱい出てきた) ポット苗作りはメッチャ楽しく~🎶 頑張って作ったので、 「山桜とモミジ + しらかし新芽入り」 1ポットお土産に戴けた~(^^♪

「一年間成長を見守り、ポットの中の 根の張り具合や、菌糸の状態を観察してください!」 …と高田さん。 枯らさないように育てるのが楽しみ~♪



作業中に少しずつ周囲の人と話してみると、 驚いたことに郡山(福島県) からの参加者も多数いらっしゃった~! 今回は連絡先など聞きそびれたが、 私が引き継ぐことになった福島の農地からご近所さん~♪ 是非次回はつながらせて頂こう~っと~✨🍀✨



さて、最後の写真は、 一昨年千葉県を襲った 大型台風の被害にあった杉の倒木。 (左上から横切っている二本が倒木) なんとその倒木を、 1本の杉が、まるで 『 真剣白刃取り 』のように ガッシと受け止めてくれている!!


実は、この木の真下に、高田さんたちが建てた小屋があって、 その目の前にある木が受けとめてくれなかったら、 この小屋はかなりの被害を被ったと思われます・・・💦💦 「もしも、直撃を受けて壊れていたら、そういうことです」と高田さんは淡々と仰る。 ・・・と同時に、 「森の木も微生物も生き物で、互いに支えあって生きています。  そのことをわかってる。  我々が何をしようとしているのか、わかってます」 「だから、倒れる木は、ここしかないという絶妙なところに倒れ、  むやみに壊さない、助け合って生きているものをいかす」 思い出すのは、ご神木倒壊時のありようだと・・・ 「ご神木は何も壊さず、住宅と住宅の隙間、ここしかないというところに倒れました。 しかも、誰も通らない深夜の時間だったから、人的被害もなかった」   ***** 転載 高田宏臣コラム「緊急調査報告~岐阜県大湫神明神社 御神木倒木の原因を考える」より https://chikyumori.org/2020/08/20/%e7%b7%8a%e6%80%a5%e8%aa%bf%e6%9f%bb%e5%a0%b1%e5%91%8a%ef%bd%9e%e5%b2%90%e9%98%9c%e7%9c%8c%e5%a4%a7%e6%b9%ab%e7%a5%9e%e6%98%8e%e7%a5%9e%e7%a4%be%e3%80%80%e5%be%a1%e7%a5%9e%e6%9c%a8%e5%80%92%e6%9c%a8/ 『 ご神木は、通り沿いで周囲に古くからの住宅が立ち並んでいるのにかかわらず、実に絶妙な位置に倒木して、その被害は奇跡と言われるほどに、ごく最低限で収まりました。もちろん、人的被害はありません。

実際に現地を見て、この絶妙な倒れ具合に涙がにじむ思いです。

きっとこのご神木は、大切にしてくれた地元の皆さんに最大限の感謝をもって倒れ、そしてなにかを伝えようとしたことでしょう・・・』   ***** 転載終了 地球上の生き物の大先輩である 樹木 私たち人間のありさまに比べ、なんと尊いのでしょう~✨✨🌳✨✨ この在りようを見聞きしただけでも、この日は得難い一日でした~🍀✨🌈💓




高田さんのご著書と、地球守の活動小冊子。


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